きゅうりの育て方・支柱の立て方

きゅうりの特徴

 

 

自家菜園などをする人もかなり増えているようですが、作物の中には育て方に難易度の差があるもので、できれば最初はできるだけ簡単なものから取り組みたいものです。ここで採り上げたきゅうりはまさしく初心にはうってつけの野菜でお勧めとなります。

 

きゅうりはウリ科キュウリ属のつる性の一年草で、種を撒くのは4月中旬あたりからで植付けは6月上旬頃までとなります。収穫するのは7月の上旬~9月あたりまでで、これを取らずに放っておくとヘチマになったのかと思う程に大きくなってしまいます。

 

土の適正酸度(PH)は、5.5~6.5で、発芽温度は25~30℃です。普段の育成温度は、昼間が23~28℃、夜間では10~15℃となり、日当たりの良い場所で栽培します。

 

単にきゅうりといってもその品種は非常に多く、世界中では約500の品種が栽培されているそうです。分類では大きく果実の性質によって白イボ系と黒イボ系に分けられます。

 

一番ポピュラーなのは白イボ系ということで、現在栽培されているきゅうりの90%以上がこれで、皮が薄くて歯切れが良いのが特徴です。

 

黒イボ系は春に収穫する品種で、少し前までは南西地域で多く栽培されていたのですが、皮が厚くて、真夏の旬となる白イボ系より味が劣ることから、最近では九州、四国で少量だけ作られています。

 

四葉(スーヨー)きゅうりは本葉が四枚ある頃から実ができるのでこの名前となっていますが、白イボ系のきゅうりで、普通のものより1.5倍ぐらいの大きな実になるのが特徴です。

 

鮮度落ちが早くイボと皺で見た目も悪いのですが、歯切れが良いので漬物用には最適です。四川きゅうりは四葉きゅうりの改良タイプで、皺は多いのですが、大きさは普通の白イボきゅうりと同じ程度になります。