きゅうりの育て方・支柱の立て方

きゅうり栽培の準備

 

 

種からの場合は点まきしますが、苗からなら株間は40~60㎝にしてください。きゅうりで注意しなければならないのは、根が浅いので乾燥しやすく、水切れを起こしやすい点です。地温が低くても生育が悪くなるので、できればポリマルチで栽培したいところです。

 

ポリマルチは野菜等の生育を促すため畝(うね)をポリエチレンフィルムで覆うことで、これで地温を上げることができ、土の中の養分や水分を保ってくれます。また、雨の跳ね返りや病気になるのも防いでくれて、雑草も生えにくくなります。土の跳ね上がり防止効果は病気の原因を防ぐことにもなります。

 

株がまだ小さいのに実をつけさせてしまうと弱ってしまう原因になるので、5節目あたりまでは、わき芽と花を摘み取る方がいいでしょう。実はすぐに案外伸びるので、主枝がいい高さまで伸びたら、先端の芽を摘んで、わき芽を伸ばすようにします。これが収穫量を増やしていくコツです。

 

追肥は月に一度は与えたいものですが、追肥時期は、1回目が定植から1月後、2回目は果実の収穫はじめで、3回目がその1月後となります。見た目での追肥時期ですが、これはきゅうりの巻きひげに勢いがなくなったり、細く感じた時となります。

 

このようにきゅうりは収穫期間が長い野菜なので、果実も次々とできますから、こまめな追肥で維持する必要があります。

 

肥料の配分は、全量の半分を元肥にして、残りを分けて追肥とします。きゅうりの根は浅いところに多く張るので、元肥は株直下15~30cmにして、できるだけ根が深く張るようにしてください。